第25回 日本ホスピス・在宅ケア研究会 全国大会inとかち

名誉大会長 ご挨拶

名誉大会長 鎌田一

第25回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会inとかち

名誉大会長 鎌田  一

(社会医療法人北斗 理事長)

第25回日本ホスピス・在宅ケア研究会 全国大会 in とかちに向けて

全国大会まで10か月足らずとなりました。メインテーマは<思いをつなげる まちづくり~とどけます この十勝から~>です。変容して行く社会そして医療・介護の大変革期にある現在、大会長である蘆野吉和先生が、この大会の方向性と意義付けを熱い魂と冷徹な思考で射抜いたものです。お見事の一語に尽きます。そしてまた合点の行くものとして私の胸の奥深くに染み入り、医療人としての自己の魂が熱くなってゆくことを禁じ得ません。大会のコンセプトは(1)大会の準備を通して十勝圏域に全国的なモデルとなり得る地域包括ケアシステムの構築を目指す。(2)認知症に対する地域(地域住民、医療関係者、介護関係者等)の認識を深め、認知症になっても地域で暮らせる体制つくりをおこなう。(3)食の豊かな十勝圏域で多職種協働による<食支援>の促進を図り、その成果を全国にアピールする。この3点に集約されています。これから大会に向けて、熱き実践哲学に裏打ちされた蘆野先生のリーダーシップのもと、大会実行委員会のメンバーは実存を賭した活動を展開して行くことになります。そして何よりも地域の方々、他医療機関の方々を巻き込んだかたちで創り上げられた実行委員会の可能性は計り知れないものになると確信しております。私たちは全面的に蘆野先生を支え全国大会に邁進して行きます。宜しくお願いいたします。

大会長 ご挨拶

大会長 蘆野吉和

第25回日本ホスピス・在宅ケア研究会全国大会inとかち

大会長 蘆野 吉和

(社会医療法人北斗 地域包括ケア推進センター長)

2018年(平成30年)9月14日15日に開催する予定だった第25回全国大会は、その約1週間前の9月6日に発生した北海道胆振東部地震により延期を余儀なくされていましたが、来年(2019年)2月2日(土)3日(日)に開催することとしました。
 とはいえ、大きな会場はあまり確保できないこと、9月の大会準備で予算を使ったために残っている予算で運営しなければならないこと、招聘する演者で日程調整ができない方も少なくない等の理由で企画は縮小せざるを得ませんが、可能な限り予定していた企画に沿って再調整し、参加する皆様方に満足してもらえる大会にしたいと思います。
 2月の北海道は雪が降り続く極寒の地というイメージを抱いている人も多いかもしれませんが、この季節の帯広は雪原に青空が広がり、その中で太陽がまぶしく光っている風景と、極寒ではあるものの凛とした空気を感じられる地域です。特に本土ではなかなか経験できない-20度の世界が広がっていますので、是非体験していただきたいと思います。
 企画は縮小するとはいえ、もともと盛りだくさんの企画でしたので、会場が少ない分だけ色々な企画に参加、聴講できるかと思います。企画はすでに出来上がっている抄録に沿ったものですが、企画の開催時間、開催日などは変わります。あらたなプログラムはこのホームページで公開します。
 以下、前回の挨拶で述べたことを再度繰り返させていただきます。
 「今回の大会では、現在の重要な政策課題であり地域課題でもある「地域包括ケアシステム」の構築を、わたしたちの新しい「まちづくり」として考え、このために必要な知恵や理念を学び合い、この「まちづくり」にどのように主体的にかかわっていくのか等について、十勝での取り組み、北海道各地での取り組み、そして全国の取り組みを紹介しあい、学びあい、一緒に考えることを念頭において企画しています。そして、特にこのまちづくりのコンセプトとして、「思いをつなげる」ことが重要であると考え、メインテーマを『思いをつなげる まちづくり~とどけます この十勝から~』としました。
 日本人の寿命は、飛躍的に延びていますが、多くの人が、その人生の最終段階で様々な苦悩を持ったまま、最期は医療機関に駆け込み、治療を受けながら、予測もしなかった形で死を迎えています。また、様々な障害を持って長く暮らしている人々への地域の支援体制もまだまだ整備されていません。
 このような逆境において、人々は(介護等でかかわりあっている家族も含めて)いろいろな「思い」を抱きますが、その「思い」を共感し、共有することで、必要とされる支援が地域ぐるみで行われ形になれば、つらさ(苦悩)の緩和、住み慣れた地域で最期まで暮らしつづけること、自分の希望する場所で穏やかな死を迎えること、納得できる人生を終えること、自分の思いを次世代につなげること、学びの多い看取りを経験することなどが可能になるものと思います。これが「思いをつなげる」まちづくりが必要な理由です。そして、このようなまちづくりは、世界においても「思いやりのあるまち(compassionate community)」として展開されています。」
 9月は丁度、ジャガイモやトウモロコシの収穫の季節でしたが、2月でも、この地域の美味しい農産物(とうもろこし、じゃがいも、小麦、小豆、豚肉、牛肉、ジンギスカン等)は十分ありますので、これも十分楽しんで下さい。